研究課題/領域番号 |
18H01575
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
島崎 大 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (60322046)
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研究分担者 |
春日 郁朗 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20431794)
秋葉 道宏 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (00159336)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | エンドトキシン / 水道 / 浄水処理 / 生物活性炭 / 微生物群集構造 |
研究成果の概要 |
エンドトキシン(ET)は、水環境中に広く常在しているグラム陰性菌の細胞外膜に存在する。血液を介して人体内に入ると発熱等の健康への悪影響をきたす生理活性物質であり、透析治療を行う医療現場において関心が高まっている。当研究では、高度浄水処理を有する国内浄水場での浄水処理工程におけるET活性の挙動を精査し、生物活性炭から単離した各細菌のET産生能等を評価した。各浄水処理工程でのET除去特性を明らかにするとともに、浄水処理工程の運用条件等によるET制御の可能性、生物活性炭中の高ET産生細菌群の同定、ならびに、各細菌群のET産生能力や産生特性に関する有用な知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物活性炭ろ過においてエンドトキシン産生の中心となる細菌群を同定し、水処理プロセスでの挙動を考慮した制御方法の提案をめざす点で有用性が高い。また、生物活性炭の水質変換機能と群集構造とを関連づける国内外の諸研究の中で、当研究成果はエンドトキシン産生に寄与する細菌を対象としており、新規性ならびに独創性が高い。当研究の成果は、水道水および医療用水の安全性と信頼性のさらなる向上に資することが期待される。
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