研究課題/領域番号 |
18H01584
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹脇 出 京都大学, 工学研究科, 教授 (20155055)
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研究分担者 |
藤田 皓平 京都大学, 工学研究科, 准教授 (40648713)
辻 聖晃 大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (00243121)
吉富 信太 立命館大学, 理工学部, 教授 (30432363)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | 断層近傍地震動 / 長周期長時間地震動 / 極限的地震動 / ハイブリッド構造 / レジリエンス / インパルス入力 / 制振構造 / 免震構造 / 耐震設計 / 長周期地震動 / ダブルインパルス / 極限地震動 / ロバスト性 / 制振 / 免震 / 極限外乱 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,最悪地震動の概念と構造物のレジリエンスの概念を巧みに組み合わせた信頼性の高い建物の構造設計法の枠組を創出し,「想定外の地震動」に対しても急激な耐震性能の低下を伴わない建築構造物の設計を可能とする体系を構築することにある。同時に,地震動入力と構造物特性の両者の不確定性を考慮した最悪ケースの想定に基づく新しい構造設計の枠組を構築する。さらに、地震発生から建物応答に至る「建築物の総合的なレジリエンス評価」という概念に焦点を当て、幅広い特性の地震動に対して早期に復旧可能な構造物の設計体系についても新たな指針を考える。特に、免震と制振を組み合わせたハイブリッド構造の設計法に注目する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでは、応答スペクトルや地震動基準化量(地動最大速度等)のレベル調整による名目上の安全率や余裕度の設定のみが可能であったが、これらは真の意味での安全率や余裕度を与えているとは言い難い。地震動の発生・伝播・サイト増幅メカニズムを考慮した一層高精度の安全レベル指標に対応する「設計用地震動の設定」が要請されている。本研究は、この要請に直接的に応えるものであるといえる。さらに、レジリエンスの概念について論じた研究は多いが、それを定量化して定式化した研究や、それを向上させるための設計法を提案した研究は国内外に存在しない。
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