研究課題/領域番号 |
18H01597
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
森本 政之 神戸大学, 工学研究科, 名誉教授 (10110800)
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研究分担者 |
佐藤 洋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究部門長 (10260423)
佐藤 逸人 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (30346233)
飯田 一博 千葉工業大学, 先進工学部, 教授 (60458627)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 緊急避難放送 / 言語バリアフリー / 多言語対応 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は同時に多言語で緊急避難放送を行うシステムを開発し,言語バリアフリーと情報伝達の時間効率向上の両立することである。言語の組み合わせ,同時再生言語数,スピーカの空間配置,キャリアフレーズ(合図音)をパラメータとした音声の聴取実験を複数行い,以下を明らかにした。(1) 直前に合図となる音を出して音声の開始タイミングを予測可能とすれば了解度は上昇する。(2) 同時再生言語数が2であれば再生するスピーカを空間的に離さなくても高い了解度が得られる。(3) 同時再生言語数が4の場合は話者の声の高さやスピーカ配置の調整により了解度が向上するが,十分高い了解度を得るためにはさらに研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,放送の重畳はタブーとされてきたため本研究で開発しようとするシステムが学術的に検討された事例は少ないが,異言語が重なって聞こえたとしても両耳効果を上手く利用できれば実用化の可能性があると考えられる。このシステムが実現できれば,日本語以外を第一言語とする人々まで含めた安全・安心な環境構築の一助となることが期待される。
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