研究課題/領域番号 |
18H01614
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤川 昌樹 筑波大学, システム情報系, 教授 (90228974)
|
研究分担者 |
森下 徹 山口大学, 教育学部, 教授 (90263748)
岩淵 令治 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (90300681)
渋谷 葉子 公益財団法人徳川黎明会, 徳川林政史研究所, 非常勤研究員 (70462257)
高屋 麻里子 滋賀県立大学, 環境科学部, 講師 (90837717)
松山 恵 明治大学, 文学部, 専任准教授 (40401137)
岩本 馨 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (00432419)
加藤 悠希 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80790815)
増田 晴夫 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 特任助教 (20810964)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
|
キーワード | 大名屋敷 / 明暦の大火 / 御殿空間 / 詰人空間 / 庭園 / 茶室 / GIS / 御成御殿 / 武家屋敷 / 秩序形成 / 御府内沿革圖書 / 江戸城下変遷絵図集 / 御府内沿革図書 / 江戸武家地 / 空間分析 |
研究成果の概要 |
江戸の武家地が、近世中・後期にかけていかに成熟して行ったかを、日本建築史・日本近世史の研究者による学際的研究組織により、建築・都市の両面に着目して解明しようと試みた。江戸の大名屋敷は、藩主とその家族のための「御殿空間」と家臣等の「詰人空間」からなるが、成熟のプロセスを、①御殿空間では、下屋敷のみならず上屋敷でも庭園等が整備され、また、旧藩主の夫人の住宅や御守殿などの屋敷内屋敷が独立したこと、②詰人空間は内長屋の増加や屋敷内神社の成立等により自立・充実したこと、③これらの結果、各屋敷地は大規模化したため、都市レベルで調整するべく相対替えや抱屋敷・抱地が増加したとみられること等が解明された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの江戸の武家地研究は、明暦の大火(1657)による変化を重視し、それ以前の江戸の華やかさを描く一方で、大火後の姿については都市改造を過大に評価する一方で、建築についてはネガティブな評価を下すことが多かった。本研究では明暦大火の評価自体を見直すとともに、屋敷自体の大規模化やその質的充実についても着目し、研究を実施した。学際的な研究組織・研究手法とともにGISをも用いて研究を進めた点に特徴がある。
|