研究課題/領域番号 |
18H01618
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
海野 聡 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00568157)
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研究分担者 |
李 暉 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, アソシエイトフェロー (30772751)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 古代建築 / 木造 / 技術伝播 / 屋根架構 / 発掘遺構 / 東アジア / 建築技術 / 大工道具 / 古代 / 木造架構 / 建築生産 / 儀礼 / 工匠 / 貫 / 発掘 / 重層 / 楼閣 / 木材 / 伝播 / 古代東アジア / 造営体制 |
研究成果の概要 |
古代の日本建築の特質について、東アジアの視点から現存建築・文献史料・発掘資料を用いて解明しようとするものである。地方官衙や寺院建築の技術を通して、高級建築技術については、中国から技術伝播が窺え、組織的な造営体制のもとで、日本国内で中央から地方に技術が広まったことが明らかになった。文献資料の検討、現存建築・絵画・彫刻資料の調査、発掘遺構の集成と分析によって、東アジアにおける古代建築の技術体系の再構築を図った 。渡航制限がなされる中で、これらの研究を「技術伝播」を核とした東アジアでの国際研究集会を通じて、研究ネットワークを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古代東アジアの建築技術に関して、日中韓の三国において、研究対象となる史料が現存建築・発掘遺構・絵画資料・文献史料を横断的に扱う有効性が明らかになり、同様の研究手法を適応吸うことが可能であることがわかった。これらにより、国内的な研究の深化と国際的な視座の共有の二層による研究が重要であることが示された。また本研究によって、日中韓の国際的研究協力関係がより強固になり、研究代表者がキーパーソンとして、今後も研究活動、国際協力関係を続ける素地を築くことができた。
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