研究課題/領域番号 |
18H01639
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩下 英嗣 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (60223393)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | FBG圧力センサー / 非定常圧力 / Added pressure / 簡易結合法 / 非定常圧力Added pressure |
研究成果の概要 |
波浪中を航走する船舶の船体表面に作用する圧力を面分布として計測するための圧力センサーとそれを用いた計測法およびデータ解析技術を開発した。圧力センサーは光センシング技術の中のFBG技術を用いた貼付型センサーであり多点同時計測ができる。また、開発した圧力センサーを供試模型片舷に330点ほど貼り付け、正面向い波(規則波)中の色んな波長における圧力分布を計測することで、圧力センサーと計測・解析法の確認を行った。更に得られた結果を、CFDを含む既存の理論計算法のベンチマークテストに供することで本計測データの有用性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
船舶を含めた輸送機器の開発や設計において、その表面の圧力分布を知ることは、流体解析に引き続き行われる構造解析にも関連して究極的に重要である。しかし、これまで波浪中を航走する船舶の圧力の面分布計測は困難であった。本研究では、光センシング技術を用いた新しい圧力センサーを用いることでこの計測を可能とすると共に、その計測精度や有用性を明らかにすることができた。実用上の波浪荷重等構造設計に直接的に利用できるだけでなく、学術的には数値計算法の詳細な検証用データとして利用することができ、非常に意義深くインパクトの強い成果であると言える。
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