研究課題/領域番号 |
18H01651
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
福場 辰洋 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 研究プラットフォーム運用開発部門, 主任研究員 (80401272)
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研究分担者 |
岡村 慶 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 教授 (70324697)
下島 公紀 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70371490)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 海洋計測 / 現場計測 / 光センサ / 微弱光 / マイクロ流体デバイス / 環境計測 / ATP |
研究成果の概要 |
本研究では、海洋環境で使用可能な超小型の現場計測装置の実現を目指した。特に、最先端の光計測技術を用いた分析装置を実現するための研究開発を実施した。光検出器にはマイクロPMT(Photo Multiplier Tube)を採用した。ATP(アデノシン3リン酸)定量用のマイクロ流体デバイスについては、3Dプリンタ技術を用いて小型化した。またマイクロPMTは、油漬状態で耐圧容器無しで、海中環境で使用できることを示した。以上の研究開発の結果、現場ATP分析装置全体の超小型化を実現し、各種水中センサーと共に卓上サイズの小型水中ロボットに搭載して実海域試験を行うことで、多項目同時計測の可能性を実証できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果を応用することで、海中で使用される分析装置の中でも、高感度な光計測を必要とする微量金属や生体関連成分の分析を目的とした装置の超小型化が可能になる。これにより、小型の海中プラットフォームへの分析装置の搭載が可能になるため、広大な海洋環境の網羅的な計測を目指す分散センシングなどに応用可能である。小型化された分析装置は、地球環境変動のより詳細な把握や新たな資源の探査および環境影響評価など、多様なミッションに適用可能であり、新たな海洋科学・海洋利用に資すると共に、人類社会の持続的な発展に貢献できる。
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