研究課題/領域番号 |
18H01659
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
布施 正暁 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (70415743)
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研究分担者 |
瀬谷 創 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (20584296)
塚井 誠人 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (70304409)
力石 真 広島大学, 先進理工系科学研究科(国), 准教授 (90585845)
坂本 将吾 一般財団法人電力中央研究所, 環境科学研究所, 主任研究員 (50580057)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2020年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 貿易統計 / 不整合問題 / Data Fusion / 機械学習 / 非負値行列因子分解 / 水俣条約 / 不整合要因 / ビックデータ / 国際貿易 / リスク / 異常検知 / 欠損値処理 / 多重補完法 / ネットワーク理論 / 環境リスク |
研究成果の概要 |
本研究は,貿易統計の高度活用としてData Fusionに基づく貿易統計から真の貿易量を効率的に作成する方法を確立するため,貿易統計の不整合問題発生機構の解明に資する不整合要因診断システムを構築した.さらに,各国が整備する貿易統計のData Fusion技術として,教師なし機械学習である非負値行列因子分解法を不整合問題に適用した.エネルギー・環境・資源リスクに影響を与える水俣条約に着目し,水俣条約の規制対象である水銀・水銀含有製品に関する貿易統計の不整合問題を活用することで,水俣条約の実効性を評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,貿易統計の不整合問題を「修正すべく統計的問題」から「活用すべき統計的性質」と再解釈することで,貿易統計の新しい用途とそのための新しい方法論を提示した点である.貿易統計の新しい用途である国際条約の実効性評価と,貿易統計の新しい方法論である不整合要因診断システムや非負値行列因子分解法はビックデータサイエンスに貢献するため,社会的意義の高い研究成果といえる.
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