研究課題/領域番号 |
18H01667
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
柴田 泰邦 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (10305419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
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キーワード | ライダー / SO2 / 差分吸収 / 火山ガス / DIAL / 遠隔計測 / リモートセンシング |
研究成果の概要 |
本応募研究は、リモートセンシング技術の一つであるライダーを用い、火山ガス中のSO2濃度の平面分布を計測するためのシステムを製作し、フィールド観測によりその有用性を実証することを目的とする。2台のNd:YVO4レーザをベースとする光源を製作し、実験室内でSO2ガスの濃度測定実験を行い、0.35±0.06ppm(±17.1%)で計測可能なことを示し、人体に対して害が生じるといわれる5ppmに対して±1ppm以内での計測が可能である結果を得た。レーザ製作の遅れと新型コロナウィルスによる社会的要因により、フィールド実験が2回しかできず、平面分布データを得るに至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状、直接センサを用いてガス濃度を計測する手法が主流であり、平面分布を得るには多数のセンサが必要となる。また、紫外光に感度のあるCCDカメラでSO2の吸収帯に当たる波長(~310 nm)とSO2の吸収帯からずれた波長(~330 nm)を撮像し、光の吸収量の差からSO2カラム量分布イメージを遠隔計測する手法は空間分布を得ることができない。本研究の成果は、SO2ガス分布の空間分布計測が可能であることを示すものであり、火山ガス分布の状況をリアルタイムで把握することで、防災・減災のみならず、経済活動への影響を最小限に抑えることが期待できる。
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