研究課題/領域番号 |
18H01674
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
若井 明彦 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (90292622)
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研究分担者 |
笹原 克夫 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (90391622)
Bhandary NetraPrakash (N.P Bhandary) 愛媛大学, 社会共創学部, 教授 (10363251)
蔡 飛 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (20312902)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 斜面 / 変形 / クリープ / 繰返し降雨 / 地すべり / 崩壊 / 構成則 / 有限要素法 |
研究成果の概要 |
本研究では,降雨時,降雨後の静穏期,再降雨時など,繰返し降雨条件が斜面の安定性に与える影響とこれに関わるクリープ様の斜面変動過程を明らかにするため,実斜面における観測,模型実験,要素試験などに基づいて,崩壊前の早い段階で前兆的に観察されることのある変動現象を表現するための力学モデルを提案するとともに,こうした複雑な斜面変動現象の本質に関わるいくつかの重要な知見を得た。さらに,同モデルを実装した有限要素解析コードを開発し,現象予測と防災の実務に適用する可能性を検証した。以上の成果は,降雨が断続的に続く雨季の斜面災害防止の重要な手掛かりとなる警戒避難基準雨量の高度化に資するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,斜面変動のメカニズムを多面的に解釈した点にあり,成果は斜面変動予測の実務に資する。現地計測との連携などを通じて,急傾斜地対策工事における突発的な土砂災害の防止,あるいは,豪雨時や融雪時などに急速に速度を増加させる恐れのある地すべり運動の監視業務等において,現場技術者の適切な意思決定を支援することにもつながる。また,斜面近傍の住民や社会基盤施設の安全確保のための早期警戒避難の発令や降雨後の警報解除の適切な時期選定を考える上での基準雨量の高度化に資することが期待され,地球規模の気候変動に伴う今後の極端気象災害防止に向けた実践的な研究として,社会的意義も大きい。
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