研究課題/領域番号 |
18H01691
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26010:金属材料物性関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
安藤 大輔 東北大学, 工学研究科, 准教授 (50615820)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | マグネシウム / スカンジウム / 相変態 / マルテンサイト / 超弾性 / TRIP / TWIP / マルテンサイト変態 / TRIP/TWIP / 高強度・高延性 / 変形双晶 |
研究成果の概要 |
様々な添加濃度の2元系Mg-Sc合金及び、d軌道レベルによる相安定性・主たる変形機構の遷移を予想して3元系Mg-Sc-X合金を検討したが、変形双晶支配となる合金の創製には至らなかった。一方で、変形誘起マルテンサイト変態によるTRIP効果を発現する2元系Mg-Sc合金及び3元系Mg-Sc-X合金を創製することには至った。特に、XにRE(レアアース)元素を選択した合金においては、過去に報告されているいずれのMg基合金と比較しても、最も高い強度・延性バランスを有していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マグネシウム合金はその軽量さからモバイル電子機器の筐体に用いられている。本研究では、マグネシウム合金の使用用途を広げるために、その強度・延性バランスを向上させる試みを、過去にマグネシウム基では報告例がない(結晶)相変態を用いて実現することを試みた。この成果により、高強度・高延性なMg合金を創製することができ、この合金は航空宇宙産業や医療用途向けの材料として期待できる。
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