研究課題/領域番号 |
18H01703
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26020:無機材料および物性関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
保科 拓也 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (80509399)
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研究分担者 |
鶴見 敬章 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (70188647)
武田 博明 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (00324971)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
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キーワード | 強誘電体 / リチウムイオン伝導体 / テラヘルツ計測 / イオンダイナミクス / 誘電体 / 計算科学 / ミリ波・サブミリ波 / エリプソメトリー / イオン伝導体 / テラヘルツ |
研究成果の概要 |
本研究では,テラヘルツ分光エリプソメータシステムを構築し,無機固体材料のミリ波~テラヘルツ波帯域の複素誘電率を測定した.得られた実測データを解析することで,誘電特性あるいはイオン導電性の起源となるイオンダイナミクスの理解を目指した.特に,チタン酸バリウム系強誘電体の秩序-無秩序モード,同物質系のサイズ効果,鉛系リラクサー強誘電体の誘電分極機構,リチウムイオン伝導体におけるイオン拡散とフォノンとの協奏的作用について明らかにすることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超スマート社会や持続可能なエネルギー社会の実現に向けて,セラミックコンデンサや全固体電池への期待がますます高まっている.これらに用いられる材料の誘電特性あるいはイオン導電性の起源を担っているのは外部電場によるイオンの振動あるいは拡散であり,これらの物性を統一的に扱う学問体系の構築が重要である.本研究では,固体中のイオンダイナミクスを実験的に調査するためにテラヘルツ分光エリプソメータシステムを新たに構築し,様々な無機固体材料について誘電特性やイオン伝導性の起源を明らかにした.
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