研究課題/領域番号 |
18H01749
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
|
研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
森 謙一郎 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任教授 (80127167)
|
研究分担者 |
中川 佑貴 東京工業大学, 工学院, 助教 (50837739)
前野 智美 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80505397)
安部 洋平 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60402658)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
|
キーワード | ホットスタンピング / テーラード / 冷却履歴制御 / 冷却履歴 / 部分増肉 / 冷却履歴部分制御 / 高強度部と高延性 / 高生産性 |
研究成果の概要 |
超高強度鋼自動車部材のホットスタンピングにおいて高強度部と高延性部を持つテーラード部材を生産するために冷却履歴を部分的に制御し,前工程で高強度部を部分金型で成形する部分成形法,成形前に高強度部を冷却する部分強制冷却法,成形前に高強度部を保温する部分保温法を開発した.また,角部を増肉して高強度な部材を製造するホットスタンピング方法,母板とパッチを重ねて成形して機械的に接合することによってパッチワークテーラード部材を製造する方法,穴抜き試験から引張強さ,全伸びを推定する方法,非めっき鋼板の表面酸化層を希薄りん酸と2周波超音波洗浄によって除去する方法を開発した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高強度部と高延性部を持つテーラード部材は自動車の軽量化と衝突安全性向上に大きく貢献し,その部材を製造する技術において生産性を高めることは産業界から望まれている.テーラード部材において高強度鋼部でマルテンサイト,高延性部でフェライトに変態させる冷却履歴を達成するためのホットスタンピングの工程は学術的に大きな意義がある.また,大きな塑性変形とダイクエンチングによる部材角部のマルテンサイト組織微細化と硬さ向上メカニズム,希釈リン酸水溶液を用いた2周波超音波洗浄による表面酸化層の除去メカニズムなどの解明は学術的に大きな意義がある.
|