研究課題/領域番号 |
18H01751
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
平藤 哲司 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (70208833)
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研究分担者 |
三宅 正男 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (60361648)
池之上 卓己 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教 (00633538)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 電析 / イオン液体 / めっき / 深共晶溶媒 / 溶存酸素 / アルミニウム / 非水溶媒 / アルミニウム電析 / 二次電池 / 溶解 |
研究成果の概要 |
代表的なアルミニウム電解液(有機溶媒浴、イオン液体浴、深共晶溶媒浴)の電気化学的挙動に及ぼす酸素の影響を調べた。その結果、特定の電解液中では、酸素存在下でも良好なアルミニウム電析が可能であることを明らかにした。また、酸素存在下で電析不良が起こる電解液と起こらない電解液の違いを比較検討するとともに、電解生成物を詳細に調べることで、酸素存在下でのアルミニウム電析不良が起こる機構を推定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、アルミニウム電析に対して酸素は悪影響を及ぼすと考えられ、アルミニウム電解液を酸素存在下で使用することはできないとされていた。しかし、本研究の結果、特定の組成の電解液を用いれば、酸素存在下でも良好なアルミニウム電析は可能であることが明らかとなった。これにより、アルミニウム電析プロセスの簡便な運用が可能となるため、産業利用への発展につながると考えられる。また、本研究で得られた知見は、金属アルミニウムを負極に用いる二次電池の研究開発の指針となる。
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