研究課題/領域番号 |
18H01762
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26060:金属生産および資源生産関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
齊藤 敬高 九州大学, 工学研究院, 准教授 (80432855)
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研究分担者 |
西郷 浩人 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (90586124)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
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キーワード | 見かけ粘度 / サスペンション / フォーム / 非ニュートン流体 / 粘弾性流体 / 機械学習 / ガウス過程 / 回帰計算 / 転移学習 / 多相流体 / 実験式 |
研究成果の概要 |
本研究では、室温でのシリコーンオイルまたはグリセロール水溶液中のポリエチレンビーズからなる分散粒子のサスペンション粘度を測定し,粘度を推定するための経験的モデルを提案した。 さらに、CaO-Al2O3-SiO2-MgO スラグのマトリックス中に分散した CaO および MgO 粒子のサスペンション粘度を 1773 K で測定し、提案された粘度式の適用性を調査した。 同等の測定条件下では、グリセロールサスペンションの粘度はシリコーンオイルよりも高かった。 溶融スラグサスペンションの粘度上昇の傾向は、室温サスペンションのそれと同様であり、ビンガムの非ニュートン挙動を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では,研究代表者がこれまで開発してきた高温二相共存融体(サスペンションおよびフォーム)の粘性に関する一連の手法を余すことなく駆使し,高精度な実験データを積み上げた.ここでは,比較的に実験が容易でデータ数の大きな室温系の見かけ粘度挙動から,機械学習に関する優れた実績が豊富な研究分担者とともに,挙動が似て非なる高温系の流動挙動を推定するモデルを転移学習および特徴選択によって構築し,同分野における機械学習の適用を世界に先駆けて行った.また,得られたモデルはエクセル形式のスプレッドシートとして,国内の金属素材産業に携わる研究者に試用をしてもらっている.
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