研究課題/領域番号 |
18H01773
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27020:反応工学およびプロセスシステム工学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
下山 裕介 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (30403984)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 超臨界二酸化炭素 / フロープロセス / リポソーム / 微小流路 / リポソーム形成 / 超臨界流体 / 相分離 / スラグ流 / マイクロ流路 |
研究成果の概要 |
微小流路流路における超臨界二酸化炭素の流動状態を利用したリポソームの連続合成プロセスを構築し,リポソーム表面をPEG化するプロセスへと展開した.微小流路で形成される超臨界セグメント空間により,流動した状態でリポソーム構造が形成されることを確認した.また,脂質成分をethanolに溶解することで,溶媒流量の変化により,リポソームの平均粒子径を大幅に変化させることを可能にした.PEG化リポソームの形成では,容器内の攪拌によるリポソーム形成手法と比較し,PEG化脂質をバルク水相に溶解させるプロセスを用いることで,リポソームの微粒化,ならびにカプセル化効率の向上を可能とした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超臨界二酸化炭素を利用することで,人体に有害となる有機溶媒の使用量を大幅に低減でき,かつ連続的なリポソームの生成プロセスを構築した点は,安全かつ低価格な医薬品,化粧品の製造への応用が期待され,社会的な意義がある.本研究課題における微小流路での流動状態,ならびに微量流路におけるリポソームの構造化は,超臨界二酸化炭素の新たな技術展開として学術的意義がある.
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