研究課題/領域番号 |
18H01775
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27020:反応工学およびプロセスシステム工学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
渡部 綾 静岡大学, 工学部, 准教授 (80548884)
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研究分担者 |
福原 長寿 静岡大学, 工学部, 教授 (30199260)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | レドックス / アルカン / 脱水素 / 格子硫黄 / 硫化物 / プロパン脱水素 / 鉄硫化物 / 低級アルカン / 硫化水素 |
研究成果の概要 |
本研究ではアルカン脱水素の新規な触媒プロセスの開発を目的に,プロパンやブタンなどアルカンの脱水素反応場に高濃度の硫化水素(H2S)を共存させ,連続的に格子S2-を復元する新規な脱水素プロセスを検討した。遷移金属の反応特性評価よりFe系触媒が有効であることを見出し,その触媒上では共存するH2Sが硫黄欠陥を連続的に再生することを明らかにした。Fe系触媒の円滑なレドックスサイクルにより優れた安定性を発揮することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルカン脱水素プロセスは,石油化学製品として利用価値の低いアルカンからオレフィンを高選択的に製造できる。現在,工業的に稼動している脱水素プロセスでは,短時間の反応の後に再生処理を施すサイクリックな再生方式が採用され,連続的にオレフィンを製造できる新規な触媒や代替触媒プロセスが望まれている。本研究にて開発した反応システムは,急速な触媒失活により触媒再生を必要とする従来の脱水素プロセスを刷新する,新しい触媒プロセスの開拓につながる。
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