研究課題/領域番号 |
18H01782
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27030:触媒プロセスおよび資源化学プロセス関連
|
研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
白井 誠之 岩手大学, 理工学部, 教授 (70250850)
|
研究分担者 |
七尾 英孝 岩手大学, 理工学部, 准教授 (50312509)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
|
キーワード | 黒鉛層間化合物 / 金属ナノシート / ナノシート |
研究成果の概要 |
金属塩化物と黒鉛の混合物を塩素処理と水素処理することにより、貴金属微粒子を黒鉛層間に形成させた。白金では厚みが1-3nm、幅5-300nmのシート状の微粒子(ナノシート)、イリジウムでは厚み1-3 nm、直径1-15nmのディスク状の微粒子(ナノディスク)、パラジウムでは球状の直径2 nmの球状の微粒子(ナノパーティクル)が黒鉛層間に形成できることを明らかにした。層間に形成された微粒子はシンナムアルデヒド水素化反応において、黒鉛表面に担持された微粒子とは異なった活性および選択性を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品や高分子などの化学原料は石油から合成されている。より高効率でかつ選択的に化学反応を進行させるために担持金属触媒が広く用いられている。担持金属触媒では金属微粒子の形状やサイズがその触媒作用(活性、選択性、耐久性)と密接に関係している。換言すれば担持金属触媒の微粒子の設計が化学反応の制御につながる。本研究では黒鉛層間を利用して活性、選択性が高いナノサイズの二次元微粒子の合成に成功した。本研究により得られた知見は、化学工業プロセス用触媒開発に大きく貢献するものである。
|