研究課題/領域番号 |
18H01794
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
新垣 篤史 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10367154)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 磁性ナノ粒子 / コンパートメント / バイオプロセス / 遺伝子組換え / 細菌 / バイオミネラリゼーション / 遺伝子発現制御 / 生体機能利用 / ナノ材料合成 / 反応プロセス制御 |
研究成果の概要 |
本研究では、磁性細菌が細胞内に形成する磁気微粒子合成のためのコンパートメントの機能を遺伝子工学的に改変することで、磁気微粒子合成のバイオプロセス制御を行った。磁性細菌のゲノムに磁気微粒子合成関連遺伝子群を含む長鎖DNAを導入する手法を確立することで多様な組換え株を作出し、遺伝子の組合せや発現量によって形態・サイズ・数の制御が可能なことを示した。また、異種細菌由来の金属イオントランスポーター遺伝子の導入によって、磁気微粒子組成の改変が可能なことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、磁性細菌の遺伝子を設計することで、磁気微粒子の形態・サイズ・組成と磁気特性の制御が可能であることを示した。遺伝子やゲノムに基づいてバイオプロセスを設計し、無機結晶合成を制御した世界初の例である。今後、酸化鉄磁気微粒子のみならず多様な無機結晶のバイオ合成法の開発に繋がる可能性があり、学術的・社会的に意義のある成果である。
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