研究課題/領域番号 |
18H01797
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
境 慎司 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (20359938)
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研究分担者 |
中畑 雅樹 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (40755641)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | 再生医療 / 組織工学 / バイオプリンティング / 3Dプリンティング / 生物化学工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、酵素反応で定着・除去可能なインク群を駆使した3Dバイオプリンティングにより、機能的な3次元組織体を構築する方法の開発を行った。これを実現するために、当該インクを用いた新たな3Dバイオプリント法を開発するとともに、同インク群を用いることで、酵素だけでなく可視光応答性光触媒を用いたヒト脂肪由来幹細胞の分化能を損なうことなく構造体を作製できることを示した。さらに、インクジェット式3Dプリンタに適用することによって、球状や繊維状などの微小な組織体を造形できることを明らかにした。これらの成果は、血管網を含有する組織体の構築につながるものと期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3Dプリンティングは、あたらしい造形技術として様々な分野で今後の活用が期待されている。再生医療分野においても、細胞を含むインクを使って構造物の造形を行う3Dプリンティングには大きな期待が寄せられている。本研究成果は、機能的な組織体を3Dプリンティングによって作製するにあたって不可欠な要素技術を開発したというものであり、今後、生体外で作製した組織体を用いる再生医療分野の発展に寄与すると期待される。
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