研究課題/領域番号 |
18H01798
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
斉藤 真人 大阪大学, 工学研究科, 助教 (80457001)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 遠心熱対流 / PCR / ELISA / マイクロ流体デバイス / バイオセンサー / 遠心促進熱対流 / マイクロ流路 / microfluidics |
研究成果の概要 |
遠心熱対流制御とこれを利用した同時多項目遺伝子検出を可能とするため、反応場の微小集積化したマイクロ流体デバイスの構築を目指した。微小環境下の熱流体のシミュレーション解析から伝熱と流体の挙動解析を行い、デバイス設計指針を得た。集積マイクロ流路と温調回転装置を試作し、薬剤耐性遺伝子の迅速多項目PCR検出に成功することができた。また、遠心熱対流を利用した抗原抗体反応の迅速検出も示すことができ、本技術は種々のバイオアッセイへの展開が可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロ流路の集積チップと温調回転装置を試作し、これを用いて薬剤耐性遺伝子の迅速多項目PCR検出の実証に成功した。また、抗原抗体反応への応用も示した。これらの試みを通して遠心熱対流によるバイオアッセイの迅速化と多項目化が可能であることが示された。今後、本技術が、医療・健康に関連するマーカー計測、食品や農業における検査、環境などの衛生モニタリングなど社会の多岐にわたる分野へ応用展開することで、安心安全社会の構築への貢献が期待できる。
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