研究課題/領域番号 |
18H01799
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
舟橋 久景 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 准教授 (60552429)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | DNAナノピンセット構造体 / イメージング検出 / 分割アプタマー / 蛍光共鳴エネルギー移動 / 進化分子工学 / バイオセンシング分子 / ライブセルイメージング |
研究成果の概要 |
研究代表者が開発した、標的核酸を検出すると酵素活性を示すDNAナノピンセット構造体(DNA-NT)作製技術を基盤とした、「遺伝子組換えを必要としない、汎用的な生細胞内分子応答解析法の提案」を目指した。 進化分子工学的アプローチによる任意の標的に対するDNA-NT作製法の開発を目指したが、現在の条件では「設定した選択圧以外の効果」が優先されていることが示唆された。 磁性ビーズ修飾DNA-NTを用いることにより、生細胞内へDNA-NTを導入可能であることが示された。また、大きさの異なるビーズを修飾することにより、イメージングによって複数の標的を同時に検出可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子組換えを用いない細胞内情報解析手法は、疾病診断や、再生医療に用いる細胞の品質評価など様々な応用が期待される。現段階では、任意の標的を検出するとシグナルを発するDNA-NTを自在に作製するまでには至っていないが、進化分子工学的手法によって任意のDNA-NTを作製するための条件を着実に絞りつつある。また、磁性ビーズ修飾DNA-NTを利用すると、標的の細胞内へDNA-NTを導入できる可能性を示した。さらに、サイズの異なる磁性ビーズを活用すると、シンプルなデバイスで複数の標的を同時に観察・検出可能であることを見出した。ポータブルデバイスを活用した、その場検出法などへの応用が期待される。
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