研究課題/領域番号 |
18H01835
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28030:ナノ材料科学関連
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研究機関 | 熊本大学 (2020) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018-2019) |
研究代表者 |
畠山 一翔 熊本大学, 産業ナノマテリアル研究所, 助教 (30773965)
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研究分担者 |
木田 徹也 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (70363421)
伊田 進太郎 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (70404324)
伯田 幸也 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, ラボチーム長 (30250707)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | ナノシート / 二酸化炭素分離 / 二酸化炭素 / 酸化グラフェン / 膜分離 / 気体選択膜 / 二酸化炭素分離膜 / ガス分離膜 |
研究成果の概要 |
ナノシートはその極限の2次元構造と特異性により、様々な応用分野へ展開されている。本研究では、申請者らが持つナノシートの物性制御・層間制御の技術を用いることで、新規分離プロセスによる二酸化炭素分離膜の開発を行った。結果として、分子サイズに逆行した二酸化炭素の選択性を得ることに成功した。選択性はナノシート薄膜の表面状態や層間隔に依存せず、常識的な透過メカニズムとは異なるメカニズムにより駆動していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ナノシートを用いた二酸化炭素分離膜の開発が進展した。ナノシートは極限に薄い「紙」であり、ナノシートから作製された分離膜は、従来の分離膜の性能を突破できる可能性を持つ。例えば本研究で得られた、分子のサイズに逆行した分離性のもその1つとみることができる。このように、本研究で得られた成果は、地球上の二酸化炭素削減に寄与し、自足可能な社会の発展に貢献できるものである。
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