研究課題/領域番号 |
18H01847
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28050:ナノマイクロシステム関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
菅野 公二 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (20372568)
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研究分担者 |
磯野 吉正 神戸大学, 工学研究科, 教授 (20257819)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 表面増強ラマン分光法 / 1分子計測 / 金ナノ粒子 / プラズモニクス / セルフアセンブル / 表面増強ラマン分光 / DNAシーケンシング |
研究成果の概要 |
本研究では,金ナノ粒子二量体を用いた表面増強ラマン分光(SERS:surface-enhanced Raman spectroscopy)によるDNAオリゴマーの検出と1塩基同定について報告した。二量体構造は,ナノトレンチを用いたセルフアセンブルプロセスにより作製された。1つのアデンン(その他シトシン)を有する8鎖長DNAオリゴマーに由来するラマンスペクトルが得られ,単一の金ナノ粒子二量体からは単一のDNAオリゴマーのみが検出されると考えられるため,単一のアデニンを検出したと考えられる。また,シトシンピークのないアデニンピークのみが観察され,単一DNA塩基の空間分解能の可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
表面増強ラマン分光(SERS:Surface Enhanced Raman Spectroscopy)の高い分子構造同定能力と高い感度を利用した新規なDNAシーケンシングのために,1塩基検出が可能なSERS計測技術を構築した。これによりSERSにおけるナノギャップの光電磁場増強効果の理解が進めるとともに,DNA計測のための基盤技術を構築した。この技術はDNAシーケンシングへ期待できるとともに様々な1分子計測基盤技術としての波及効果をもたらす。
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