研究課題/領域番号 |
18H01852
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分29010:応用物性関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
下谷 秀和 東北大学, 理学研究科, 准教授 (60418613)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 有機半導体 / 有機エレクトロニクス / 電界効果トランジスタ / 有機半導体レーザー / DFB / レーザー / 電界効果トランジスタ― / 有機電界効果トランジスタ |
研究成果の概要 |
電流注入型有機半導体レーザーの特性解明のために,電流注入型有機半導体レーザーで用いられる分布帰還形共振器での発振条件に関して,従来考えられていた同じモード間の結合によるストップバンド端での発振だけでなく,異なるモード間の結合によるミニストップバンド端でも発振することを明らかにした. また,有機半導体単結晶を用いた発光電界効果トランジスタの電荷輸送機能と発光機能を異なる材料に分離させた新規構造を開発し,動作の実証を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分布帰還型共振器を用いた有機半導体レーザーの発光波長は共振器の周期だけでなく,有機半導体の厚さにも依存することが知られていたが,その発光波長が計算されたストップバンドで良く説明できるものだけではなく,全く説明できない実験結果も存在した.本研究により,それがミニストップバンドを用いて説明できることが明らかになり,有機半導体レーザーの発光特性の解明に大きく貢献し,発振波長をよりよく制御できるようになった. また,本研究で新しく開発した素子構造は,電荷輸送と発光効率がともに高い有機半導体の開発が難しいという問題点を,これらの機能を別々の物質に担わせることにより克服する新しいアプローチをもたらした.
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