研究課題/領域番号 |
18H01855
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分29010:応用物性関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
松井 弘之 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 准教授 (80707357)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 有機トランジスタ / プリンタブルエレクトロニクス / フレキシブルエレクトロニクス / ノイズ / トラップ / 有機半導体 / バイアスストレス / 揺動散逸定理 / 有機電界効果トランジスタ / 過渡応答 |
研究成果の概要 |
有機トランジスタを用いることで食品ラップのように薄い状態でも機能するフレキシブル電子デバイスを作製でき、パッチ型ヘルスモニタやシートセンサとしての応用が期待されている。しかしながら、有機トランジスタ内には不純物や格子欠陥などのトラップが存在し、ノイズや動作不安定性の原因となる。本研究では、デジタル印刷法で作製した有機トランジスタのノイズや動作不安定性の計測を通してその原因を明らかにするとともに、低ノイズ有機トランジスタを作製することで脈波や脳波、心電などが計測可能であることを示すことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化が進む現代社会において、医療や介護にかかる人的・経済的負担は拡大し続けている。本研究は、高齢者や入院患者の健康状態を把握する上で医療従事者や患者の負担を軽減するパッチ型ヘルスモニタの実現に繋がる基盤技術となるものである。実際に脈波や脳波、心電などを有機トランジスタの計測対象として想定し、開発した低ノイズ有機トランジスタがこれらの計測に有用であることを実証した。
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