研究課題/領域番号 |
18H01906
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
縄田 耕二 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, 研究員 (90586405)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | テラヘルツ波発生 / バックワード光パラメトリック発振 / カスケード過程 / 光注入 / 非破壊検査 / 非破壊イメージング / テラヘルツ / 非線形波長変換 / 周期分極反転ニオブ酸リチウム結晶 / 非線形光学 / レーザー / 周期分極反転素子 / ミラーレス発振 / 波長可変 / カスケード / テラヘルツ波 / センシング / 分光装置 / ニオブ酸リチウム結晶 / モードホップ・フリー / 高出力 / テラフォトニクス / ミリ波 |
研究成果の概要 |
本研究では、後進波テラヘルツ波パラメトリック発振の基礎研究を行い、高効率・高出力なカスケードサブテラヘルツ波発生を行った。発振現象の入出力特性を詳しく検証し、高出力化のためには発振閾値の低下と量子変換効率向上が重要だと考え、光注入によるカスケード後進波テラヘルツ波パラメトリック発振を提案した。実験の結果、テラヘルツ波出力エネルギーを100倍以上高めることに成功し、中心周波数0.3 THzで100Wを超える尖頭出力を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サブテラヘルツ波は、様々な物質を透過する電波的な特徴とレーザー光のように直進する光波的な特徴を併せ持つため、外から見ることができない内部を非破壊に検査する電磁波として期待されている。本研究の後進波テラヘルツ波パラメトリック発振器は小型で機械的に安定であり、これまで難しかった実験室外でのテラヘルツ波非破壊検査に適した特徴を有している。本成果は、インフラメンテナンス検査など社会の安全安心につながる非破壊検査応用に資すると考えられる。
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