研究課題/領域番号 |
18H01907
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
柏木 謙 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10509730)
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研究分担者 |
大久保 章 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (30635800)
稲場 肇 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (70356492)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 光周波数コム / 光コム / 分光計測 / デュアルコム分光 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、変調器型光コムの制御技術、2種の光コムを組み合わせる技術及びそれらを利用した分光測定システムを開発した。変調器型光コムについては、その広帯域化、可視域への変換、および狭線幅化する技術を開発した。この狭線幅化する技術は、2種の光コムを組み合わせるためにも利用可能であり、これを利用して2種の光コムを位相同期して互いに干渉可能とした。この位相同期した2台の光コムを用いて、分光計測システムを構築し、従来よりも平均化回数を抑え、高速に分光計測が可能なことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題で得られた成果は、高い繰り返し周波数の光コムである変調器型光コムの制御が簡便になり、より計測応用として利用しやすい装置を構築可能とする。また、2種の光コムを組み合わせて構築した分光システムは、その高速性を生かして環境ガスのリアルタイム解析、生体や細胞を高速に分析するなどのニーズに応えると共に、非平衡状態の物理現象の観測など、環境・製造・医療・物性などの研究分野への適用が期待される。
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