研究課題/領域番号 |
18H01911
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
浅井 圭介 東北大学, 工学研究科, 教授 (60231859)
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研究分担者 |
越水 正典 東北大学, 工学研究科, 准教授 (40374962)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 重粒子線 / 線エネルギー付与 / シンチレータ / 熱蛍光体 / 励起状態間相互作用 / 輝尽蛍光 / 熱蛍光 / ラジオフォトルミネッセンス / 線量計 / エネルギー移動 / シンチレーション |
研究成果の概要 |
重粒子線の計測においては、その特有のエネルギー付与形態を勘案する必要がある。重粒子線はその飛跡近傍において高密度なエネルギー付与を生じる。これは、飛跡方向のエネルギー付与密度である線エネルギー付与という量によって特徴づけられる。本研究は、線エネルギー付与に依存した放射線計測用蛍光体の応答について、その依存性に至る基礎過程を解析し、材料ごとの依存性の決定因子を明らかにした。シンチレータにおいては、発光に至る励起状態に応じた線エネルギー付与依存性が明らかとなった。一方で、熱蛍光体においては、電子や正孔の捕獲サイト濃度によるLET依存性の違いが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、学術的には、重粒子線計測に用いる放射線誘起蛍光体において、所望のLET依存性を実現するための実験指針となる。このことは、重粒子線計測における技術的基盤となる。本研究を通じた重粒子線計測の高度化により、主に重粒子線治療における線量およびその分布の計測、あるいは正確なエネルギー付与計測は、重粒子線を用いた医療の高度化に資するものである。
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