研究課題/領域番号 |
18H01917
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
日野 正裕 京都大学, 複合原子力科学研究所, 准教授 (70314292)
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研究分担者 |
細畠 拓也 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, 上級研究員 (00733411)
山形 豊 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, チームリーダー (70261203)
小田 達郎 東京大学, 物性研究所, 助教 (70782308)
吉永 尚生 京都大学, 複合原子力科学研究所, 技術職員 (90795535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 中性子光学 / 多層膜 / 低速中性子集光 / 多層膜ミラーシート |
研究成果の概要 |
京大複合研のイオンビームスパッタ装置(KUR-IBS)を用いて多層膜中性子ミラーシートによる実用的な集光デバイスの実現は未だ道半ばであるが、多層膜中性子ミラーの反射性能向上及び膜応力の制御研究を通じて成膜プロセスの高度化に成功した。そしてこの知見を活かし、高臨界角かつ高反射率な回転楕円体集光スーパーミラーの量産に成功するとともにその集光ミラーを評価し、新しい中性子散乱手法である集光TOF-MIEZE測定法の新たな可能性も実験的に示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中性子を利用した各種研究や材料等の分析は学術、産業利用の両面において発展を続けている分野であり、今後の中性子科学の飛躍的向上には、如何に実効的中性子強度を上げるか重要で、その有力な一つとして中性子集光がある。中性子は、曲げることが大変難しい。低速中性子を曲げ(反射)、より高い効率で試料まで導き、さらに偏極等の中性子を制御するデバイスとして、多層膜中性子ミラーは非常に重要で、本研究は多層膜中性子ミラーを高度化し集光光学系を開発、応用研究を展開した。
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