研究課題/領域番号 |
18H01918
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
黒崎 健 京都大学, 複合原子力科学研究所, 教授 (90304021)
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研究分担者 |
宇埜 正美 福井大学, 附属国際原子力工学研究所, 教授 (00232885)
橋本 直幸 北海道大学, 工学研究院, 教授 (50443974)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 核燃料 / ぬれ性 / 核分裂生成物 / 原子力 / 二酸化ウラン / ヨウ素酸セシウム |
研究成果の概要 |
固体核燃料と液体核分裂生成物(FP)化学種間のぬれ性に着目し、UO2をはじめとする蛍石型結晶構造を持つ固体とCsIをはじめとする各種セシウムハライド間のぬれ性評価試験ならびに模擬燃料からのFP放出試験を通じて、ぬれ性と燃料からのFP放出挙動の関係を明らかにすることを目的とした。 本研究において、固体酸化物の結晶方位、結晶構造、表面粗さ、および液体セシウムハライドの融体構造、結合様式等をパラメータとして、固液間のぬれ性を総合的に検証した。本研究で得られた全ての結果をもとに、ぬれ性の効果を新たに追加した新しいFP放出挙動モデルを構築・提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1F事故以降、事故の原因究明や発電所を安定化させることを目的として、様々な基礎研究が行われているが、それらの中でも、高揮発性のFPであるCsとIの燃料からの放出挙動を評価することは優先度の高い重要な課題とされている。ところが、公開されているデータのばらつきは大きく、燃料からのFP放出挙動には多くの不確かさが残されている。本研究の着目点であるぬれ性とFP放出挙動を結びつけることができれば、多くの不確かさが残されているFP放出挙動の解明の一助となり、FP放出のソースターム評価や原子炉事故時の放射性物質の放出抑制技術の確立につながる。
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