研究課題/領域番号 |
18H01944
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32010:基礎物理化学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
立川 貴士 神戸大学, 分子フォトサイエンス研究センター, 准教授 (20432437)
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研究分担者 |
坂本 雅典 京都大学, 化学研究所, 准教授 (60419463)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 有機無機ペロブスカイト / ナノイオニクス / 単一粒子分光 / イオン交換反応 / 電荷移動 / 光化学 |
研究成果の概要 |
有機無機ペロブスカイトは次世代の太陽電池・発光デバイス材料として注目されている。一方で、結晶中のハロゲン化物イオンは室温でも動き回ることが知られており、この高い柔軟性がデバイス性能に及ぼす影響は十分に理解されていない。本研究では、ペロブスカイトナノ結晶のハロゲン組成を形状と発光効率を維持したまま変換することに成功した。また、1粒子発光観測などから、発光挙動や結晶構造が時々刻々と変わる様子をとらえ、イオン組成を制御するための指針を獲得した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機無機ペロブスカイトナノ結晶で観測された構造変換過程は、イオン交換に基づくナノ材料合成プロセスの理解に加え、コア-シェル構造など、多様な構造を有するイオン性ナノ結晶の設計および合成指針の確立に有用である。また、有機無機ペロブスカイトの構造柔軟性はデバイスの耐久性低下などネガティブな印象があるが、この特徴を積極的に活かすことで、環境や外部刺激に応答する新しい機能性材料やデバイスへの応用展開が期待される。
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