研究課題/領域番号 |
18H01962
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
茅原 栄一 京都大学, 化学研究所, 助教 (10610553)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | 金属錯体 / 曲面環状π共役分子 / 環状π共役高分子 / シクロパラフェニレン / 白金 / 炭素-炭素結合活性化 / トポロジー / メビウス / 曲面状π共役分子 / 環状π共役分子 / メビウストポロジー / ねじれ / アルケン / 環状π共役オリゴマー / 炭素ー炭素結合開裂 / 遷移金属錯体 / アルキン / 炭素ー炭素結合活性化 / 結合活性化 |
研究成果の概要 |
本研究では、新しい骨格やトポロジーを持つ環状曲面π共役系分子や高分子を創製するための方法を開発した。すなわち、入手容易になった環状π共役分子であるシクロパラフェニレン(CPP)の歪んだπ結合やσ結合に由来する反応性の解明に成功し、それを利用したCPP誘導体、さらには新しい環状π共役分子の合成に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、環状π共役分子の化学の進展は著しく、その原動力となっている有機合成化学が、本分野の今後の発展の要であることは明白である。本研究は、入手容易なCPPに対する独自の反応設計・反応開発を始点に、有機金属化学、高分子化学といった複合的な観点から環状π共役分子の新しい合成法に成功した。環状π共役分子の合成研究に新しい潮流をつくるにとどまらず、特徴的なトポロジーとπ電子系に由来する物性や機能の発現、新しい有機材料への応用など、新たな融合領域の開拓が期待される。
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