研究課題/領域番号 |
18H01997
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34010:無機・錯体化学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大場 正昭 九州大学, 理学研究院, 教授 (00284480)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 多孔性金属錯体 / 配位高分子 / MOF / 磁気特性 / 発光特性 / ゲスト応答性 / 包接体 / 磁性 |
研究成果の概要 |
本研究では、多孔性金属錯体の内部空間に束縛した分子の挙動と骨格構造に組み込んだ磁性および発光性との動的連動の達成、およびこの機構の解明を目指した。 圧力制御したゲスト雰囲気下における磁気、粉末X線回折、発光スペクトル、ラマンおよび IR スペクトル等の独自の in situ 測定系を構築し、詳細な測定から、主に(1) Hofmann 型多孔性金属錯体 {Fe(pz)[Pt(CN)4]} におけるゲスト分子の細孔内挙動の解明及び磁気特性との相関、(2) 閃亜鉛鉱型多孔性金属錯体 {Zn[ReN(CN)4]}における束縛分子と発光特性の相関について追究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、構造内にゲスト分子を取り込んだ「分子包接体」において、ゲスト分子と構造の相関を制御することで、ゲスト分子に応答した物性変換や既存の材料にはないユニークな物性の発現を目指した。多孔性構造と磁性または発光特性をもつ金属錯体を開発し、細孔内に束縛したゲスト分子の運動を制御して、ゲスト分子の配列や相変化と骨格物性との相関の研究を系統的に展開した。ゲスト分子の細孔内での運動に連動した「多段階のスピン状態変化」、「非平衡なスピン状態」、ゲスト分子に応答した可逆的な「磁気秩序相変換」、「発光機構の変換」などのユニークな特性の発現と相関機構の解明に成功し、分子包接体の物性科学の深化に貢献した。
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