研究課題/領域番号 |
18H02003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
西野 智昭 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80372415)
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研究分担者 |
椎木 弘 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70335769)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 単分子 / 温度計測 / 走査型トンネル顕微鏡 / 分子探針 / ナノ科学 / 単一分子 / 単分子接合 |
研究成果の概要 |
近年,優れた機能を有するナノスケールの微小構造体が盛んに開発されており,その化学的特性,物性の評価に向け,高い空間分解能を有する分析法を開発することが喫緊の課題となっている.そこで本研究では,走査型トンネル顕微鏡の刺激応答性分子探針を開発し,単一分子スケールにて,界面特性を計測できる新規手法を開発した.単一分子スケールでの界面特性の評価法を開発することによって,機能性微小デバイスの実用化に貢献できる.また,開発した手法は新奇現象の探索を可能とし基礎科学の開拓につながる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の電子デバイス開発においては,原子を用いた量子効果に基づく論理演算回路の動作が実証されるなど急速な微小化が遂げられている.熱特性の評価は微小スケールの電子デバイスにおいても性能を担保するために必須であり,本研究で開発した計測手法は,今後の原子,分子デバイスの研究開発において極めて有用である.また,原子レベルの熱伝導では,伝導電子とフォノンの各々の寄与の度合いがバルクとは異なること等が理論計算により予測されており,これまで知られていなかった原子スケールにおける熱伝導について基礎的知見を多数明らかにでき,新たな基礎科学の開拓においても大きく貢献する.
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