研究課題/領域番号 |
18H02031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高野 敦志 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (00236241)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
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キーワード | 環状高分子 / カテナン型高分子 / かご型高分子 / 8の字型高分子 / アニオン重合 / オリンピックポリマー / ダイヤモンド型規則網目 / トポロジー |
研究成果の概要 |
分岐点に開裂可能部位を持つ4分岐星型高分子を構成分子としてカップリング反応を行った後、さらに分岐点を開裂させる合成戦略を利用して、環状高分子同士が分子間でインターロックした高分子、すなわち、オリンピックポリマーの合成を目指した。希薄条件下でのカップリング反応では、かご型高分子が効率よく精密合成できることが明らかとなった。一方、濃厚条件下でカップリング反応を行ったが、十分なカップリング効率を達成することができず、ダイヤモンド型網目ゲルを合成することができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数の環状高分子が分子間でインターロックしたカテナン型高分子は、高分子同士のトポロジーによる拘束が物性へ与える影響を調べるためのモデルポリマーとして非常に興味深い。しかし、このような位相幾何学的構造を持つ高分子を効率良く合成することは極めて困難である。そこで新しい合成戦略として、一旦4分岐星型高分子同士の2分子間相補的末端カップリング反応によりかご型高分子を調製後、分岐点を開裂させる2段階の操作により、目的とする高分子を調製する方法を考案した。本研究ではこの合成戦略におけるカテナン型高分子の前駆体となる4分岐かご型高分子を高効率で合成できる方法を確立することができた。
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