研究課題/領域番号 |
18H02074
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36020:エネルギー関連化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森 浩亮 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (90423087)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 二酸化炭素 / 合金ナノ粒子 / 塩基性担体 / プラズモン / ギ酸 / 金属ナノ粒子 / 協奏的触媒 |
研究成果の概要 |
高難度であるが炭素資源として高いポテンシャルをもつCO2の資源化反応を可能とする革新的な固体触媒を開発した。具体的には、i) CO2を常温常圧で活性化する触媒活性点の精密制御、ii) CO2を選択的に活性点近傍に吸着濃縮する塩基性担体の設計、iii) プラズモン増強電場によりCO2安定構造に摂動を与える特殊反応場の創製の各面よりアプローチした。時間分解分光測定や、理論計算の有機的活用により、触媒微細構造と優れた触媒活性との相関を明らかにしつつCO2活性化と表面吸着種の反応制御の学理を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当該領域の研究は、触媒活性点の制御からのアプローチと、CO2を吸着濃縮する担体の設計からのアプロ―チの大きく二つ分類できるが、従来の研究はどちらか一方の視点に立脚したもののみである。本研究の最大の特徴は、「活性点制御」と「担体設計」に、プラズモン増強電場の作用でCO2活性化を支援する特殊反応場の創製という新たな視点を加えた点であり、これまで未踏であった新たな機能発現が期待できる。また、常温常圧で駆動する自然共生型CO2活性化プロセスの構築は、産業界へ幅広い波及効果をもたらすだけでなく、先進的なマテリアルサイエンス分野への波及効果も期待できる。
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