研究課題
基盤研究(B)
本研究では、天然に存在しない多種多様な「非天然アミノ酸」をペプチドやタンパク質に導入することを可能にするために、もともと3文字からなる遺伝暗号を4文字に拡張した「4塩基コドン」をさらに発展させることを試みた。その結果、従来よりも多種類の4塩基コドンが非天然アミノ酸の導入に利用可能であることを見いだし、さらに多種類の4塩基コドンの翻訳効率を一括で評価する手法も確立することができた。
本研究成果は、生物の基本原理である遺伝暗号が大幅に拡張できることを明らかにしたとともに、多種多様な非天然アミノ酸からなるペプチドやタンパク質の生合成を可能にするものである。本手法は、ペプチド創薬技術と組み合わせることで、多様な非天然アミノ酸からなるペプチドの中から特定の標的分子に結合するペプチドを取得することを可能にし、新たなペプチド医薬の取得などへの応用が期待される。
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