研究課題/領域番号 |
18H02099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 順天堂大学 (2020) 慶應義塾大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
井本 正哉 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (60213253)
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研究分担者 |
斉木 臣二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00339996)
野田 展生 公益財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究所, 部長 (40396297)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | パーキンソン疾患 / オートファジー / メタボローム 解析 / 神経変性疾患 / タンパク質凝集 / 相分離 / パーキンソン / アグリソーム / ビリルビン / 凝集タンパク質 / パーキンソン病 / パーキンソン症 / バイオマーカー / ケミカルバイオロジー |
研究成果の概要 |
パーキンソン疾患(PD)のメタボローム 解析およびタンパク質凝集クリアランスを指標にしたスクリーニングでヒットした3種類の治療薬シーズについて,創薬への展開を目指してその作用機構解析研究をおこなった.それらは,それぞれKeap1-Nrf2の結合阻害,PKCを介したTFEB活性化,標的タンパク質の液-液相分離の促進活性を有することでPD患者の脳内で観察されるタンパク質凝集をクリアランスすることを明らかにした.また,いずれの化合物もPDモデル系で顕著な神経保護活性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PDのメタボローム解析研究の成果から,治療薬シードの発見および作用機構解析を行ったことでメタボローム 解析研究がバイオマーカー探索だけでなく直接創薬研究に展開できることを示した.また,ケミカルバイオロジーの手法でタンパク質凝集をクリアランスする新しいメカニズムを提唱することができ,このことは他の神経変性疾患の創薬研究にも応用できる可能性を持つ重要性を有している.
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