研究課題
基盤研究(B)
本研究では、発生期の分化途上にある多様な細胞種間の相互作用について、ES細胞から誘導した前駆細胞を使った複数の分化誘導系を組み合わせた3次元培養系を構築して、細胞分化に影響を及ぼす化合物の探索を行うとともに、それら化合物が各分化過程に及ぼす影響を多面的に解析した。本研究を通して、マウスES細胞から誘導したFlk1+細胞(心血管系前駆細胞)および神経幹細胞を用いて、複合的3次元(オーガノイド)培養系の条件検討を行い、アッセイ系として構築した。食品抽出物ライブラリー(96サンプル)について、本系を用いたスクリーニングを行い、分化促進活性が認められた48食品サンプルから活性本体の精製を試みた。
今回、一般的に摂取されている食品中に非常に強い血管および心筋分化誘導活性を見出している(特許申請準備中)。この発見は、普段の食事のとり方によって血管系の若さを保持するためのヒントとなりうるため、活性本体を明らかにすることで社会的に大きなインパクトを与えうる研究成果となりうる。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 5件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (24件) (うち国際学会 8件、 招待講演 1件)
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