研究課題/領域番号 |
18H02108
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
南川 典昭 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (40209820)
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研究分担者 |
小暮 健太朗 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (70262540)
田良島 典子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 講師 (90755183)
山本 清義 千葉県がんセンター(研究所), がん治療開発グループ がん遺伝創薬研究室, 研究員 (80783521)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | 核酸創薬 / RNAi医薬 / iRed / 核酸ナノ構造体 / 微弱電流 / RNAi医薬品 |
研究成果の概要 |
本研究において我々は、iRed搭載核酸ナノ構造体の構築を検討し、ロの字型の核酸ナノ構造体の生成を確認した。分子のすべてをこの構造体に収束させる条件を見出すには至らなかったが、相補的な二本鎖DNAから核酸ナノ構造体を構築できたことはナノ化学の分野において高く評価できる。また三角柱型核酸ナノ構造体を用いることで光刺激による核酸医薬分子放出の仕組みの構築にも成功した。この技術とfETによる細胞内送達の技術を組み合わせることで核酸医薬分子開発のボトルネックであるDDSの問題点を解決できる可能性を実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、次世代型の医薬分子として核酸を利用する核酸医薬品が高い注目をあびている。しかし核酸医薬品開発研究においては、極性高分子の核酸をどのように細胞内に送達させるかが大きな問題点となっている。 本研究課題では、研究代表者らが開発した核酸医薬分子intelligent RNA expression device (iRed) をナノ構造体に搭載し、微弱電流で印加することで問題点の解決を目指した。この研究成果により核酸医薬品開発が加速することが期待される。
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