研究課題/領域番号 |
18H02110
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
平山 祐 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (10600207)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | 鉄代謝 / スクリーニング / 蛍光プローブ / 鉄イオン / イメージング / 鉄 |
研究成果の概要 |
現在、臨床において鉄過剰・鉄欠乏に使用される薬物はそれぞれキレート剤と鉄剤に限られる。これは細胞実験レベルでも同様であり、鉄の取り込み・排出を阻害・促進する生理活性化合物は極めて少なく、鉄の可視化化合物を含め、鉄研究に用いることのできる有用なケミカルツールは極めてすくない。そこで本研究では、これまで培ったN-オキシド化学を使った二価鉄検出技術を改良し、二価鉄検出蛍光プローブ高感度と、細胞内二価鉄ハイスループットアッセイシステムを構築することを目指した。さらに、ハイスループット細胞内二価鉄アッセイシステムにより、化合物ライブラリーのHTSを実施し、新しい鉄制御化合物を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまで検出することが困難であった細胞内鉄イオンを容易に可視化できるようにしたものであり、鉄研究において最大のネックであった鉄(II)イオンの選択的検出が可能になった。さらに、ハイスループットスクリーニングにより得た新たな鉄制御生理活性化合物は、鉄代謝を標的とした創薬シーズにもなりうることから、創薬研究の第一歩となる。
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