研究課題/領域番号 |
18H02125
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小林 哲夫 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20170334)
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研究分担者 |
國武 絵美 三重大学, 生物資源学研究科, 助教 (30800586)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | カーボンカタボライト抑制 / Aspergillus nidulans / 多糖分解酵素 / 転写制御 / 糸状菌 / 多糖分解酵素遺伝子 / 生産制御 / cAMPシグナリング / パラログ間競合 / 情報伝達系 |
研究成果の概要 |
糸状菌における多糖分解酵素の生産は一般にカーボンカタボライト抑制(CCR)の制御下にある。Aspergillus nidulansではCCRに関わる因子として転写抑制因子CreAやcAMPシグナリングの構成因子であるPkaAやGanB、脱ユビキチン化酵素CreBなどが知られている。そこで、これらの因子間のかかわりについて検討するため、各因子の遺伝子の単独、ならびに多重破壊株を用い、各種酵素遺伝子の発現解析を行った。その結果、CreA、cAMPシグナリング、CreBは独立に機能していることが明らかとなった。また、cAMPシグナリングのPkaAの下流因子の有力候補を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糸状菌由来の多糖分解酵素は市場性の高い有用酵素であり、食品、繊維などの産業で幅広く利用されている。さらに、バイオマス有効利用の観点から近年需要が高まっている。そこで酵素価格を低く抑える必要があるが、そのネックとなる原因の一つがカーボンカタボライト抑制による生産量の低下である。本研究では複数の独立した経路がCCRに関わることを示し、多重破壊株を用いた効率的酵素生産法確率のための基盤情報を提供した。
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