研究課題/領域番号 |
18H02130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
加藤 純一 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 教授 (90231258)
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研究分担者 |
川崎 健 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 助教 (00510299)
緋田 安希子 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 助教 (70825760)
田島 誉久 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 助教 (80571116)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | ケモセンサー / 物質認識機構 / 走化性 / 青枯病菌 / 環境細菌 / 生物相互作用 |
研究成果の概要 |
青枯病菌Ralstonia solanacearumは22種類の走化性センサーを有する。その走化性センサー遺伝子全破壊株(POC22株)でアミノ酸、L-リンゴ酸、ホウ酸の走化性センサーは機能するが、クエン酸(McpC)、酒石酸(McpT)の走化性センサーは機能しない。POC22にmcpCをknock-inした株を用いた相補試験からMcpCとMcpTはヘテロダイマーもしくはヘテロトリマーを形成して機能することが示唆された。また種々の走化性センサー遺伝子多重変異株にmcpCをプラスミドで導入した相補試験から、McpCはセンサーアレイのサイズに依存して機能的にアレイに組み込まれると示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境細菌の感染や共生などの生物相互作用に走化性は関与している。とするならば、走化性を制御して環境細菌の生物相互作用を制御することもできよう。たとえば、新な方法で植物感染の防除、植物成長促進の効率化を図ることが期待できる。R. solanacearumのように環境細菌の多くは多数の走化性センサーを有する。一方、走化性分子機構の解明はセンサーを少数しか持たない腸内細菌を中心に行われてきた。本研究から、環境細菌の走化性機構は腸内細菌で理解されてきた機構から予想がつかないものがあることが分かってきた。本研究により環境細菌の走化性の理解、そして環境細菌の環境での振る舞いの制御に貢献し得る結果が得られた。
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