研究課題
基盤研究(B)
生物時計のゲート効果は環境シグナルの入力を特定の時間帯に制限することにより、環境変動にrobustな時計遺伝子の発現振動を支えている。遺伝子発現の調節領域におけるDNAのメチル化やヒストンのアセチル化はクロマチン構造変化をもたらし、転写活性のポテンシャルを規定することが知られている。本研究ではシロイヌナズナの中心振動体のネガティブフィードバックループ回路を形成するPRR familyとその標的遺伝子CCA1/LHYに着目し、PRR familyが中心振動体のクロマチン構造制御に如何なる役割を果たしているかを明らかにする。
概日リズムを生成する植物時計の中心振動体タンパク質は外環境に同調しながら24時間周期で発現レベルが変動することが知られている。この振動の振幅は100倍以上の振れ幅をもち自由継続する性質も兼ね備えている。本研究では中心振動体のrobustな振動特性を支える背景にはエピゲノム制御を介した日周レベルのクロマチンダイナミズムが存在することを明らかにした。
すべて 2023 2022 2021 2020 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 5件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (16件)
Curr Biol.
巻: 33 号: 5 ページ: 886-893
10.1016/j.cub.2023.01.036
Biochemical and Biophysical Research Communications
巻: 616 ページ: 1-7
10.1016/j.bbrc.2022.05.070
Nature Communications
巻: 13 号: 1 ページ: 1660-1660
10.1038/s41467-022-29316-2
Genes Cells
巻: 26 号: 9 ページ: 698-713
10.1111/gtc.12878
Biosci Biotechnol Biochem.
巻: 84 号: 1 ページ: 76-84
10.1080/09168451.2019.1660612
Mol Plant Pathol.
巻: 19 号: 5 ページ: 1140-1154
10.1111/mpp.12593
J. Exp. Bot.
巻: 69 号: 20 ページ: 4839-4851
10.1093/jxb/ery257
巻: 503 号: 4 ページ: 2861-2865
10.1016/j.bbrc.2018.08.056