研究課題/領域番号 |
18H02157
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松井 利郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (20238942)
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研究分担者 |
津田 孝範 中部大学, 応用生物学部, 教授 (90281568)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 糖尿病前症 / 糖尿病予防 / ポリフェノール / エネルギー代謝 / インクレチン / AGE / 終末糖化産物 / 糖尿病 / 最終糖化産物 / 機能性食品 / 食品成分 |
研究成果の概要 |
本研究では、糖尿病発症の前症(かくれ)段階で食品成分によってその進行を遮断し、正常域にシフトさせる糖尿病予防食品の提案と前症改善機構の解明を目的として実施した。糖尿病自然発症ラット(SDT)を用いて前症段階での耐糖能異常を改善することができる食品成分として、6-O-カフェオイルキナ酸(CS)、デルフィニジン 3-ルチノシド(D3R)、およびテアフラビン(TF)が有効であることを初めて突き止めた。その作用発現機構として、小腸でのインクレチン分泌促進やprohormone convertase1/3、AMPK活性化を介したエネルギー代謝促進であることを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
空腹時血糖値の上昇が糖尿病発症の診断尺度であるが、空腹時血糖値は正常であっても食後の過血糖値の改善が不全である隠れ糖尿病をあぶり出し、改善する食品成分については研究報告例がない。本研究では、この改善作用を発揮する食品成分を明らかにした点で大いに評価され、糖尿病を未病段階で改善できる新たな機能性食品の開発に資する成果を得ているといえる。
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