研究課題/領域番号 |
18H02159
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
生城 真一 富山県立大学, 工学部, 教授 (50244679)
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研究分担者 |
戸田 弘 富山県立大学, 工学部, 講師 (60608321)
伊藤 伸哉 富山県立大学, 工学部, 教授 (90213066)
西川 美宇 富山県立大学, 工学部, 助教 (90749805)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ポリフェノール / 抱合代謝物 / 出芽酵母 / UDP-グルクロン-酸転移酵素 / 硫酸転移酵素 / 腸内細菌 / 脱抱合 / グルクロニダーゼ / ポリフェノール動態 / グルクロン酸抱合 / 硫酸抱合 / 加水分解酵素 / フラボノイド / 酵母 / UDP-グルクロン酸転移酵素 |
研究成果の概要 |
食品中機能性成分の多くは代謝物として生体に留まるが、その代謝物としての機能発現機構の詳細は明らかにされていない。本研究では、これら機能発現解明に必要な酵素合成フラボノイド抱合代謝物標準品の網羅的な合成システムを確立し、複数のポリフェノールについてグルクロン酸、硫酸基およびメチル基抱合代謝物ライブラリーを構築した。さらに、得られた抱合代謝物標準品を用いて、腸管において機能する腸内細菌由来加水分解酵素の網羅的探索と機能解析によるフラボノイド抱合代謝への関与を示唆する成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フラボノイドなどの食品中機能性成分が示す生理作用は医薬品の代替成分として注目されているが、これら化合物は生体にとっては異物であり生体利用率が低く体内への吸収は極めて低い。体内にとどまる形態としては抱合体であることが近年明らかとなり、抱合体における機能性成分の効果発現の科学的エビデンス確立が求められている。本研究成果は生体における低分子化合物に対する異物代謝の分子基盤の解明につながるとともに、ヒトを含めた生物に対する食品中機能性成分の作用機序解明にも貢献するものである。
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