研究課題
基盤研究(B)
ヒストンバリアントH2A.Zは、クロマチンに導入・排除されることで多くの遺伝子の転写制御に関わる。しかし,H2A.Z導入・排除のダイナミクスの制御機構は不明であった。H2A.Zノックアウト細胞および核内アクチンファミリー変異細胞を用いたクロマチン免疫沈降法などにより、核内アクチンファミリーがH2A.Z機能に関与することが示された。さらに、アクチンファミリーArp6, Arp8に特異的に結合する複数の二重環状ペプチド(bicyclic peptide)を細胞に導入し、H2A.Zの導入および排除の分子機構の一端を明らかにした。
H2A/Zノックアウト細胞や、細胞核内アクチンファミリーに結合する二重環状ペプチドを用いた解析により、H2A.Zの導入や排除を行う複合体の機能メカニズムの一端を明らかにすることができた。この結果は、アクチンファミリーに結合する二重環状ペプチドによって、H2A.Zダイナミクスを介した人為的な遺伝子機能解析を行うことができる可能性を示唆しており、今後の農学・医学領域への応用も期待される。
すべて 2022 2021 2020 2019 2018 2017 その他
すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (16件) (うち国際共著 9件、 査読あり 16件、 オープンアクセス 12件) 学会発表 (68件) (うち国際学会 13件、 招待講演 9件)
Genetics
巻: 220 号: 2
10.1093/genetics/iyab218
The Journal of Biochemistry
巻: - 号: 3 ページ: 237-241
10.1093/jb/mvab006
PLoS One
巻: 16 号: 8 ページ: e0248381-e0248381
10.1371/journal.pone.0248381
ACS Chem Biol
巻: 16 号: 5 ページ: 820-828
10.1021/acschembio.0c00825
J Biochem
巻: 169 号: 3 ページ: 295-302
10.1093/jb/mvaa130
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
巻: 86 号: 1 ページ: 104-108
10.1093/bbb/zbab190
Biochemical and Biophysical Research Communications
巻: 526 号: 4 ページ: 1164-1169
10.1016/j.bbrc.2020.04.039
Cells
巻: 9 号: 3 ページ: 758-758
10.3390/cells9030758
Scientific Reports
巻: 10 号: 1 ページ: 9008-9008
10.1038/s41598-020-65955-5
120006848270
Nucleus
巻: 11 号: 1 ページ: 250-263
10.1080/19491034.2020.1815395
NAR Cancer
巻: 2 号: 2 ページ: 1-19
10.1093/narcan/zcaa005
巻: 9 号: 1 ページ: 7540-7540
10.1038/s41598-019-44036-2
Nucleic Acids Research
巻: - ページ: 10007-10018
10.1093/nar/gky661
120006545208
巻: 8 号: 1 ページ: 1-7
10.1038/s41598-018-28245-9
120006532085
elife
巻: 7
10.7554/elife.32222
120006539566
巻: 9 号: 1 ページ: 87-94
10.1080/19491034.2017.1395543