研究課題/領域番号 |
18H02166
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
橋本 渉 京都大学, 農学研究科, 教授 (30273519)
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研究分担者 |
三上 文三 京都大学, 生存圏研究所, 研究員 (40135611)
高瀬 隆一 京都大学, 農学研究科, 助教 (10842156)
丸山 如江 摂南大学, 理工学部, 助教 (90397563)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 微生物叢 / グリコサミノグリカン / 常在機構 / 感染機構 / プロバイオティクス / X線結晶構造解析 / ムチン |
研究成果の概要 |
動物宿主細胞に定着や侵入するために宿主細胞外マトリックス(グリコサミノグリカン:GAG)を標的とする微生物叢に関して、GAGの一種であるヒアルロン酸存在下での微生物叢の動態と分子応答を各種オーム解析により明らかにした。また、病原細菌(StreptobacillusとStreptococcus)と常在細菌[善玉菌(Lactobacillus)、悪玉菌(Clostridium)、日和見菌(Bacteroides)]を対象に、各細菌のGAGを標的とする分子機構を同定し、その立体構造をX線結晶構造解析により決定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各組織(腸内等)に優占する細菌が動物宿主から分泌される粘液物質を栄養素として生育した。宿主の食事に依存せずに腸内に恒常的に存在する粘液物質に対する資化性は腸内に優占種として存在する要因の一つと考えられ、微生物叢の常在化(定着や増殖)を理解する上で重要である。また、病原細菌と常在細菌のグリコサミノグリカン標的分子機構の実体解明は、病原細菌の感染防御と善玉菌の優勢増殖を図ることに繋がり、疾患抑制と健康増進に資することが期待される。
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