研究課題
基盤研究(B)
オーキシンデグロン(AID)法は、植物由来のユビキチンリガーゼサブユニットTIR1を異種細胞に導入することにより、植物AUX/IAA由来デグロンを付加したタンパク質をオーキシン添加により分解除去することを可能にした。AID法における問題は、デグロン付加したタンパク質がオーキシン非添加時においても弱い分解を受けることであった。本研究費を利用してAID法の改良をおこなった。変異型TIR1と新たなリガンドを利用することにより、従来の問題点を克服したAID2を開発することに成功した。さらに、AID2は細胞のみならず、マウス個体にも応用可能であることを示した。本研究成果を論文公表した。
AID2を確立できたことにより、タンパク質分解による発現制御を細胞から個体まで応用できることを示した。タンパク質分解に基づく発現制御は、ごく短時間に標的タンパク質の発現を抑制できるために、標的タンパク質除去直後に起きる影響を観察できる。また、この分解は可逆的であるため、再発現も可能である。本技術は細胞から個体を用いた基礎研究の貢献できるのみならず、創薬における実証実験や疾患モデル動物作成に役立つことが期待される。
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